税金がお得なFX口座とは
FXの業者では、税金の考え方が業者によってかなり違います。 そのうち統一されるかもしれませんが、現状ではかなり分かりにくくなっています。
分かりにくいので、あまり考えずに業者を選んでいる方が多いかもしれませんが、実は業者によってかなりの損得が出てきます。
まずは、FX業者の税金による分類わけです。
FX業者は以下のタイプにわかれます。
A:スワップも為替差益も、反対売買時に税金がかかる
B:スワップは毎日税金がかかるけど、為替差益は反対売買時に税金がかかる。
C:スワップも為替差益も、毎日決済されるので毎日税金対象となる。
具体的に例をあげてみます。
100万円でポジションを持ったとします。
スワップはわかりやすく年30万円とします。
4年目まで一度も決済せずにポジションを保有して、4年目の終わりにとうとう決済したとします。
4年後には結局為替差益は儲からなかったとして、スワップ分だけが得したとします。
| 為替差益 | スワップ | Aの業者の税金額 | Bの業者の税金額 | Cの業者の税金額 | |
| 1年目 | -70万 | +30万 | 0円 | 6万円 | 0円 |
| 2年目 | +50万 | +30万 | 0円 | 6万円 | 16万円 |
| 3年目 | +100万 | +30万 | 0円 | 6万円 | 26万円 |
| 4年目 (決済) |
-80万 | +30万 | 24万円 | 6万円 | 0万円 |
| 合計 | 0円 | 120万円 | 24万円 | 24万円 | 42万円 |
業者別に見ていくと、Aは4年目までは税金がかかりません。
一度も決済をしていないからです。
最終的には、利益となったスワップ120万円に対して税金がかかってきます。
為替差益は0円なので、税金の対象となるのは120万円のみですね。
Bの業者はスワップ分にのみ毎年税金がかかってきます。
為替差益は、決済した時の差益が0のため、もちろんかかりません。
問題はCの業者です。
最終的に払う税金の額が、他の業者と全然違いますよね?
毎日決済されているため、2年目の50万と3年目の100万にも税金がかかってくるからです。
おかしいと思いませんか?
結果としては為替差益は0で、しかもポジションを決済していないのに・・・。
もちろん、デイトレーダーの方や、短期でポジションを決済される方は、CでもAでも同じことになると思います。
決済したポジションには、必ず税金がかかってくるので・・・。
また、20万円以下の利益には税金がかからないので、小額資金でFXを行っている人も、今のところはあまり税金については考えなくてもいいかもしれません。
でも決済をしないスワップ派には大問題です。
極端な例をあげると、100万円が翌年70万円の損失を出してしまい、その翌年100万円に戻るだけで、その年の利益分70万円に対して、税金がかかってくるので、結果的に儲けていないのに、税金だけでお金が減っていくことになってしまいます!!
決済はしないスワップ派の方は、Cの業者はやめたほうがいいですね。
では、AとBはどちらがスワップ派に得なのか・・・。
最終的に払う税金の額はどちらも同じです。
でもAの場合はスワップ生活は出来ません。
スワップが税金対象にならないということは、スワップは決済するまで引き出せないということです。
もしも、ためたスワップを毎月引き出して生活したい場合などは、Aの業者は無理だと思います。
だから、スワップを毎月引き出したい人は、確実にBの業者がいいですね。
でも、とりあえず、スワップには当分手はつけなくて、とにかくためたい!!という人には、Aの業者がおすすめです。
なぜなら、税金の額は最終的には同じなのですが、問題は税金を払う時期です。
Aは4年後に1度だけまとめて税金を払うことになります。
Bは毎年税金を払わなければなりません。
複利効果を考えると、税金はなるべく後ろの方で払いたいですよね。
上の表ではわかりやすく毎年スワップの金額を同じにしましたが、実際には複利効果のため、増えたスワップで新規ポジションをたてると思いますので、運用している間の資本金はなるべく多いほうがいいからです。
ただし、1つ気をつけたほうが良いことがあります。
Aの業者では、スワップが引き出せないだけでなく、スワップで新規ポジションが立てられない業者もあります。
(つまりAの業者はさらに2つに分けられるわけです。)
税金的にはAの業者がお得でも、スワップで新規ポジションが立てられなければ、今度は複利効果が活用できません。
それでは意味がないですよね。
ということで、まとめると、
◆スワップ生活をしたい(毎月スワップを引き出したい)場合はB業者
◆当分スワップは引き出さずにとにかく複利で貯めまくりたい場合はA業者(ただし未決済ポジションのスワップで新規ポジションがたてられる業者)
がおすすめということになります。
「税金がお得なFX口座とは」のまとめ
FX業者によって税金が変わってくる。
目的に合わせて、未決済スワップのみ税金対象となるか、決済するまでスワップにも為替差益にも税金がかからない口座を選ぶのが得策!