1万通貨より1000通貨!
複利効果をさらにアップさせる方法があります。
それは、小さな単位で買い増しを行っていくということです。
例えば、20万円貯まったらトルコリラを1万通貨買うと決めているとします。
現在、毎月2万円ずつスワップが増えているとしたら、10ヶ月あれば20万円貯まります。
1万通貨単位の取引が出来るところであれば、10ヵ月後にやっと1万通貨が購入出来る訳です。
でも1000通貨単位ずつ購入できるFX業者であればどうでしょう。
20万円で1万通貨購入であれば、2万円で1000通貨が購入出来ます。
ということは、1ヶ月で2万円貯まるので、翌月には1000通貨の買い増しを行うことが出来ます。
早く購入できるということは、その分スワップが貯まるのも早くなるということですよね。
実はこれ、かなりの効果を発揮します。
以下のようにシミュレーションしてみます。
【条件】
最初の投資金額は100万円とする。
その100万円でまず3万トルコリラを購入する。
レバレッジは約3倍とし、スワップと毎月の積立金が30万円貯まると1万トルコリラを購入する。
(その時のレートによってはレバレッジは異なるが、
だいたい70円〜100円を推移するものとして考える。)
1ヶ月は30日と計算する。
税金・手数料・ミニマムチャージなどは考えないものとする。
1万通貨単位のスワップは、370円とする。(1000通貨の場合は37円)
この条件下で、1万通貨ずつ購入するA業者と、1000通貨ずつ購入するB業者を比較してみます。
毎月で表を作成するのは面倒なので、年ごとの表示で我慢してくださいね(^^;)
| A業者(1万単位) | B業者(1000単位) | |||
| 年月 | 累計枚数(万通貨) | 累計スワップ(円) | 累計枚数(万通貨) | 累計スワップ(円) |
| 事前準備 | 3 | 0 | 3 | 0 |
| 2009年6月 | 4 | 466,200 | 4.6 | 535,020 |
| 2010年6月 | 6 | 1,121,100 | 7.1 | 1,312,020 |
| 2011年6月 | 10 | 2,242,200 | 10.9 | 2,513,040 |
| 2012年6月 | 14 | 3,707,400 | 16.9 | 4,368,960 |
| 2013年6月 | 22 | 6,138,300 | 26.1 | 7,240,530 |
| 2014年6月 | 34 | 9,934,500 | 40.4 | 11,681,640 |
| 2015年6月 | 53 | 15,773,100 | 62.5 | 18,546,990 |
| 2016年6月 | 82 | 24,786,300 | 96.6 | 29,167,470 |
| 2017年6月 | 127 | 38,739,000 | 149.4 | 45,591,030 |
| 2018年6月 | 196 | 60,339,600 | 231 | 70,991,160 |
| 2019年6月 | 304 | 93,717,300 | 357.3 | 110,271,840 |
| 2020年6月 | 470 | 145,365,600 | 552.6 | 171,015,480 |
| 2021年6月 | 726 | 225,196,800 | 854.5 | 264,954,780 |
| 2022年6月 | 1,123 | 348,662,100 | 1,321.5 | 410,230,470 |
| 2023年6月 | 1,737 | 539,626,500 | 2,043.7 | 634,897,800 |
なんと!!
15年で1億の差がついてしまいました!!
(っていうか、6億って・・・。さすが複利効果ですね(^^;))
1万通貨単位で運用するか、1000通貨単位で運用するかでこれだけの差が開いてしまうのです。
(まあ、この金額までいけば、もう5億でも6億でもいいような気もしますが・・・(^^;))
ただし、残念ながら、現状ではトルコリラを1000通貨単位で取引できるFX業者は非常に少なく、スワップは1万通貨に比べると1000通貨単位の方が少ないようです。
それならば、次はスワップ金額を変えてシミュレーションしてみます。
基本的には上記の条件と同じで、
A業者:1万通貨単位でスワップ370円
B業者:1000通貨単位でスワップ365円
C業者:1000通貨単位でスワップ360円
D業者:1000通貨単位でスワップ355円
| A業者 | B業者 | C業者 | D業者 | |
| 年月 | 累計スワップ(円) | |||
| 事前準備 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 2009年 | 466,200 | 526,695 | 519,480 | 509,070 |
| 2010年 | 1,121,100 | 1,284,435 | 1,262,520 | 1,232,205 |
| 2011年 | 2,242,200 | 2,451,705 | 2,398,680 | 2,333,415 |
| 2012年 | 3,707,400 | 4,244,220 | 4,132,080 | 4,005,465 |
| 2013年 | 6,138,300 | 7,002,525 | 6,784,560 | 6,546,555 |
| 2014年 | 9,934,500 | 11,242,365 | 10,836,720 | 104,103,75 |
| 2015年 | 15,773,100 | 17,763,090 | 17,030,520 | 16,283,850 |
| 2016年 | 24,786,300 | 27,787,815 | 26,502,120 | 25,209,615 |
| 2017年 | 38,739,000 | 43,201,035 | 40,981,680 | 387,766,50 |
| 2018年 | 60,339,600 | 66,900,120 | 63,119,520 | 59,397,180 |
| 2019年 | 93,717,300 | 103,339,530 | 96,957,000 | 90,733,740 |
| 2020年 | 145,365,600 | 159,366,300 | 148,681,440 | 138,361,605 |
| 2021年 | 225,196,800 | 245,511,045 | 227,755,800 | 210,750,720 |
| 2022年 | 348,662,100 | 377,965,530 | 348,634,800 | 320,769,480 |
| 2023年 | 539,626,500 | 581,616,915 | 533,419,560 | 487,980,870 |
スワップに5円ほど差があるA業者とB業者では、スワップが低くてもB業者の方が15年後の累計スワップは大きくなっています。
その差は約4000万円程です。
スワップに10円の差があるC業者はA業者とほとんど同じですが、実は2021年まではC業者の方が累計スワップは大きくなっています。2022年に逆転していますね。
スワップに15円の差があるD業者は、15年には5000万円ほど差がついて、A業者の方がスワップが高くなっていますが、実はこれも2018年に逆転していて、それまではD業者の方が累計スワップが大きくなっています。
つまり、持っているポジションの量が増えてくると、1万通貨あたりのスワップ金額が高い方が複利効果は高いようです。
ということは、最初からかなりの金額を投資して、ポジションもたくさん持つ場合は、1万通貨単位でもスワップが高いFX業者、最初は小額からでポジションがあまり持てない場合は、少々スワップが低くても1000通貨単位で取引できるFX業者の方がいいということですね。
ちなみに、SAXO系なら、5000通貨単位で取引が出来ます。
1000通貨単位のFX業者よりも複利効果は落ちますが、スワップが高いところが多いので、多分トータルではスワップ金額が大きくなると思われます。
後は、ミニマムチャージや手数料、税金の問題もありますので、トルコリラ積立をやる場合はそのあたりも良く考慮して下さいね。
ちなみに・・・これはトルコリラに限らず、どの通貨でも言えることなので、複利効果を大きくしたいのであれば、なるべく小さい単位の買い増しがお勧めです。
さらに、年間単位で買い増しをするより、毎月買い増しする方が複利効果は高くなります。
「1万通貨より1000通貨!」のまとめ
複利効果はスワップ金額が同じなら、小さい単位で買い増ししていく方が高くなる。
ただし、あまりにスワップ金額に開きがある場合は、長い時間で考えると1万通貨単位の方がスワップが大きくなることもある。
当初の軍資金や何年間積立をするかで、良く考えてFX業者を決めるべし!
(まあ、長期の複利運用で1億以上のお金が貯まるんなら、少々どうでもいいかなという気もする(^^;)・・・Byさらぽんの個人的意見)
注:2008年7月時点での金利やレートを使用しています。